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卵を1つのカゴに盛るな

投資のリスクはできるだけ小さくしたいものです。リスクを小さくする手法にはさまざまなものがありますが、その中から「分散投資」をご紹介します。「卵を1つのカゴに盛るな」は分散投資を表す投資の有名な格言。大切な卵をいくつか持っているときに、複数のカゴに分けて入れておくと、落としてもすべてが割れてしまう事態を避けることができます。

投資でいう「分散」には大まかに3つの分散があります。 1つ目は時間の分散。コツコツ継続的に続けることで、相場のいいときも悪いときも投資のタイミングが分散されます。2つ目は地域の分散で、投資する地域を日本、米国、欧州に加えて、成長著しい新興国などに分散することです。3つ目は株式相場、債券相場、不動産相場、さらには金や石油という商品相場など、資産クラスの分散です。株式も特定の会社だけに投資するのではなく、さまざまな業界や規模の会社に分散投資することができます。

リスクを小さくするためには3つの「分散」が大切ですが、コツコツ続ける「時間の分散」と比較して、残る2つの「地域の分散」と「資産クラスの分散」は、個人で実行するのはなかなか難しいことです。日本や米国など先進国の景気が少し厳しい局面でも、人口増加など成長局面にある新興国にも投資を振り向けることで、逆風の中でも一方的に下がることを抑える効果があります。ただし、どの地域にどれだけのバランスで投資すべきか、悩ましい問題です。

また、同じ地域への投資でも、株式、国債をはじめとした債券、不動産などへのバランスも課題です。さらに難しいのは、仮に最適な分散のバランスを見つけることができたとしても、それぞれの投資に必要な最低投資額が大きいものもあり、最適バランスで全体に投資するには大きな金額が必要となることです。

投資信託は、大勢のお客様から集めた資金をひとつの大きな資金として、投資のプロがバランスよく運用するため、個人が小さな資金からでも各種の分散を利かせながら資産運用を始めることができる仕組みとなっています。