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個人投資家は、投機家・相場師のように振る舞うべきではない

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が師と仰ぐベンジャミン・グレアム氏の言葉です。グレアム氏は個人投資家に対して、「長期分散投資」と「バリュー(割安)投資」の重要性を語っています。短期的な相場変動に一喜一憂せず、長期的なスタンスで、割安な銘柄への分散投資を続けるべきだと。

ここでグレアム氏の言う“投機家・相場師”とは、短期的な相場の変動に挑む投資家を指しています。インターネットやコンピューターの普及により情報の量やスピードがグレアム氏の時代とは全く違う今日ですが、個人投資家の心得としてじっくりした投資家であることを勧める同氏の言葉は普遍的な教えです。

グレアム氏が推奨していた割安な銘柄への投資。個別に銘柄を選択して投資するには、情報収集と分析力が必要となります。それをする知識・経験や時間がない場合、長期投資にはインデックス投資が有効です。インデックス投資は、S&P500(米国市場を代表する500銘柄で構成)やTOPIXなどの指数に沿って分散投資をする手法です。個人投資家は、世界中の株式市場のインデックス投資を複数組み合わせた世界の株式の分散投資や、さらに、債券、不動産、商品(金・石油など)などのインデックスも含めた、資産種別を超えた分散投資も投資信託に投資することで比較的低コストで行えます。

グレアム氏は、個人投資家がプロの投資家と同じ土俵で勝負すべきでなく、自分の土俵で勝てばよいとも語っています。「プロより有利な『時間』」でもご紹介しましたが、パフォーマンスを常に求められるプロと異なり、個人投資家は生涯という時間を味方に、継続的に投資を行うことが重要です。

市場に波はつきものです。前述のような分散投資も、1度に全ての資金を投資すると、その時点から市場が暴落するリスクを孕みます。トラノコでの投資のように、様々な資産・地域に対して、幅広く分散して、定期的にコツコツ投資し続けることは、コストを平準化するすべであり、時代を経ても有効な手法です。